1940年代のアメリカ
この頃のジーンズは第二次世界大戦に使用する物資に力を入れる為、無駄と思われる部分は徹底的に制限され各部を簡素化するしか有りませんでした。
それに加え、ベテランの縫製職人は軍服の製造を中心に製造し、ジーンズの製造はまだ技術の乏しい縫製員が行なっていました。
ダルチザンでは1940年代の時代背景をもとに不恰好な縫製や簡素化されたディティールを再現し、石川台で紡績した13.0ozオリジナルデニム生地を使用しました。
縫製後にベージュカラーのトッピングを施し当時の無骨で荒々しさのあるデニム地とくすんで酸化したようなインディゴブルーの雰囲気を表現しています。
胸ポケットもリベット留めしています。
『石川台』は1953年に石川製作所(株)が製作した日本製のリング精紡機です。製造元には記録が残っておらず、現在の本で稼働している精紡機の中で最も古いものと考えられています。
最新のリング精紡機比較しても、スピードは約1/3程度で、ゆっくりとした速度でしか精紡出来ません。
生産性は高く有りませんが、綿への負担が少ないので綿本来の優しい風合いがでます。まるで手紡ぎのようなムラ感が出ますよ。
経年変化が楽しみなGジャンです。生地も薄めなので着やすいですね。
サイズ
38インチ 肩幅46cm 身幅55cm 着丈61cm 袖丈60cm
42インチ 肩幅49cm 身幅60cm 着丈64cm 袖丈62.5cm
多少の誤差はございます